ソラチカカード改悪後のマイル交換ルートを考える(新ソラチカルート)
すでに日本中のマイラー周辺では一大事件として報じられていますが、ソラチカカード(正式名称「ANA To Me CARD PASMO JCB」)が改悪されてしまいましたね(;´・ω・)
具体的に言うと、2018年3月31日をもって「ネットマイル」「Pex」「Gポイント」「ドットマネー」という4つのポイントサイトのポイントを、東京メトロのメトロポイントに交換することが出来なくなります。
※ 東京メトロTo Me CARD 公式サイト(お知らせ欄参照)→東京メトロ To Me CARD
はじめに ~従来のソラチカルートの閉鎖~
これまでは、各種ポイントサイトで貯めたポイントを「ネットマイル」「Pex」「Gポイント」「ドットマネー」(以下、「旧ソラチカ中継サイト」とでも呼びます)のいずれかのポイントに交換し、次にそれらのポイントをメトロポイントに交換。ソラチカカードを持っていれば、貯まったメトロポイントを0.9倍の倍率でANAマイルに交換できていました。
下図は交換ルートの一例です。「Point Income」というポイントサイトからANAマイルの交換ルートを示しています。
※ ポイ探(ポイント探検倶楽部)HPより。ポイント交換のルート検索にかなり重宝します。
[ポイ探] ポイント探検倶楽部:ポイント交換ルート検索、ポイント自動管理
このように、Point Incomeで貯めた1,000円分のポイント(Point Incomeは10ポイント=1円)がドットマネー、東京メトロのポイントを経由することで、900マイルに交換可能です。この交換ルートが2018年3月31日で終わります!
4月1日以降、この「ドットマネー」を含めた4つのポイントサイト(旧ソラチカ中継サイト)と東京メトロの提携が終了し、マイル交換率0.9倍という高倍率の交換ルートが無くなってしまいます。
つーわけで、これに代わる新しいルートを模索してみましょう。Let's try!
新ソラチカルートを考える
ソラチカカード保持による、メトロポイントからANAマイルの交換倍率0.9倍は他にはない破格の高倍率(例えばTポイントからマイルの交換倍率は0.5倍)のため、どうしてもこのルートは利用したいので、メトロポイントに交換できるポイントを探します。
「東京メトロTo Me CARD」HPより、ポイント交換ができる提携先として以下の10カ所がありました。
3月31日で提携終了のネットマイル、Pex、Gポイント、ドットマネーと、最終的な交換先であるANAを除くと、残るは
楽天ポイント/nanaco/レッツエンジョイ東京/gooポイント/LINEポイント
の5つとなりますが、楽天ポイント/nanacoは逆方向(メトロポイント→楽天/nanaco)の交換のみなので、メトロポイントに交換できる残りの3つを調べてみましょう。
(1) レッツエンジョイ東京
スマホのGPS機能を利用したチェックインや、口コミの投稿等でポイントが貯まるそうですが、他のポイントから交換することはできないようなので、中継サイトとしては使えません(「ポイ探」の交換先ポイントにも登録されていませんでした)。
→貯まる・使える「おでかけポイント」ガイド/レッツエンジョイ東京
(2) gooポイント
gooポイントはネットマイルと「セシールスマイルポイント」の2カ所からポイント交換可能ですが、gooポイントからメトロポイントへの交換倍率は0.5倍です。
→他社ポイントから交換|ポイントサイトなら【gooポイント】
(gooポイントは1ポイント=1円)
gooポイントをメトロポイントに交換した時点で半分に、その後マイルに交換すると更に0.9倍に、つまり最終的に0.45倍となり、かなり低い交換倍率となります。
(3) LINEポイント
最後にLINEポイントですが、以下の通り0.9倍でメトロポイントに交換することができます。「旧ソラチカ中継サイト」の1倍と比べれば多少落ちますが、十分高い水準なのではないでしょうか。
LINEポイントに交換できるポイントについて調べます。LINE公式サイトに、交換元の一覧が載ったページが見つからなかったので「ポイ探」の”逆サーチ”の機能を使って検索します。結果は以下の通り。
かなり多彩なポイントサービスがヒットしました。ただし、それぞれの内容を精査すると、交換倍率にかなりのバラツキがあります。ポイントの中継としてもよく使われるGポイント、ポイントタウン、Pex、ネットマイルからの交換倍率を調べました。
<Gポイント> 交換倍率:1倍(交換手数料有り。詳細は後述)
※ Gポイントの価値は1ポイント=1円
<ポイントタウン> 交換倍率:1倍
※ ポイントタウンの価値は20ポイント=1円 つまり 100円分のポイント→100LINEポイント
<Pex>交換倍率:0.67倍
※ Pexの価値は10ポイント=1円 つまり 15円分のポイント→10LINEポイント
<ネットマイル>交換倍率:0.57倍
※ ネットマイルの価値は2ポイント=1円 つまり 175円分のポイント→100LINEポイント
こんな結果になりました。等価交換ができるGポイントとポイントタウンが圧勝です。
ちなみに、Gポイントの場合5%の交換手数料がかかりますが、簡単な条件クリアで手数料は戻ります。
下の図はGポイントのサイトのスクリーンショットです。
「交換手数料:5%」とあります。Gポイント100ポイントをLINEポイント100ポイントに交換する際に5ポイント取られるわけですが、その下に付いている注釈の通り、手数料還元サービスのポイントを(ポイント交換申請の前月1日~交換申請月の4か月後末日までに)獲得することで、手数料の5%は戻ります。手数料還元サービスの中には「Yahooショッピング」や「楽天市場」などもあるので、条件クリアは簡単にできます。お米でも飲料でも、トイレットペーパーでもこれらの通販サイトで購入すればいいだけです。
なので、GポイントからLINEポイントへの交換は実質1倍(等価交換)で行うことができます。
以上より、LINEポイントへの交換は、Gポイントとポイントタウンの利用がベストとなります。
まとめ
以上をまとめると、次の図になります。
Gポイントやポイントタウンのポイントはマイル還元率81%(×0.9×0.9)で交換できるということがわかりました。
ここからさらに上流のルートも気になると思うので、記載しておきます。長くなるので調査の過程は省きます(;´・ω・) なお、ポイントタウンの上流に等価交換できるポイントサイトは無いので、Gポイントへの交換ルートのみです。
「各種ポイントサイト」の中には、メジャーなものとして、ゲットマネー、ポイントインカム、ハピタス、ちょびリッチなどがあります。
この図からお分かりいただけるかと思いますが、Gポイントまではすべて等価交換できます。つまり、この図の中に出てくるポイントサイトは全て最終的なマイル還元率81%で交換できるということです。
Gポイント、ポイントタウン、モッピーの登録がまだの方は下のリンクからどうぞ。
また、Pexのポイントから三井住友カードのワールドプレゼントポイントに交換する場合、三井住友カードが発行するクレジットカードを持っている必要がありますが、マイルが貯まるクレジットカードが多数ラインナップされているので、ぜひ発行してください。 ↓の記事を参考にどうぞ。おすすめしているカードは全て三井住友カードです。
以上、調査結果でした!